どーもこんにちは。何でもかんでもディベートしたがるプータローのショウ子()と申します。 @showcom
病院で何気なく手に取った「婦人公論」が面白くて一気読みしてしまい、次号から購読開始しました。
私がテーマにしている「女性の生き方」についての特集が豊富なので、「婦人公論」を読んで、感じたことやマーキングした部分について、自分なりに考えていきたいと思います。
※婦人公論の読者層は、40代〜60代とのことなので、誌面側が意図するものと、私の感覚とが異なる点があるかと思います。あくまでも「私なりに」解釈して、ひとりでディベートしていることをご理解ください。
この記事の内容
「婦人公論」今号の特集内容
今回読んだ、2019年7月9日号の特集は
「お金のルールが身につけば女ひとりでも大丈夫」
お金のルールは身につけなければ、これからの時代、やっていけないぞー!
女ひとりでも生きていく力を身につけなければ、これからの時代、やっていけないぞー!
特に、私が「ひとりディベート」をしたくなった特集は以下の2つ。
- 「人生後半の3大ピンチを乗り切るマネーシュミレーション」
- 「借金・倒産・リストラもなんのその シングル女性のサバイバル劇」
【特集1】人生後半の3大ピンチを乗り切るマネーシュミレーション
今回取り上げる1つ目の特集では、人生後半に訪れるかもしれない、「離婚」「夫との死別」「自身の病気」を例に、その出来事の後〜老後のお金のシミュレーションが行われています。
誌面では、具体的な対策やマネーシミュレーションが、グラフ付きで解説されていますが、この記事では、そういう状況に陥らないように今から何をしておくべきか?という、私の感想を加えて、勝手に「ひとりディベート」しています。
人生後半の3大ピンチを乗り切るマネーシミュレーション
アドバイス:中村芳子(ファイナンシャルプランナー)
構成:村瀬素子
イラスト:山崎のぶこ
婦人公論 2019年7月9日号より
ケース1 夫との離婚
パート収入が月5万円。貯蓄額は400万円。
夫の貯蓄額は200万円で、資産価値1500万円の持ち家。
夫から離婚を切り出され、協議離婚。
このケースでは、妻に非がないのに夫から離婚を要求しているので、より多く請求できます。財産分与では半分より多い1000万円を受け取りましょう。
また、年金に関しては、自分の基礎年金と夫の年金の一部を合わせて年120万円(月10万円)。これでは生活費を賄えないので70歳になるまで仕事を続けます。
引用:婦人公論 No.1520
・婚姻期間中に夫婦で築いた財産の半分は妻に受け取る権利がある。将来、受け取る夫の退職金も含まれることがある。
・夫が会社員の場合、離婚しても夫の年金の一部を受け取ることができる。(分割の対象は、婚姻期間の厚生年金部分のみ)
私は、夫も妻も同じだけ働いて、同じくらい稼いで、子育ても二人が同じ分量でやっていきたい。そうすれば、夫婦という契約を解除しましょうとなった時、どちらともが自立して新しい人生を歩める。これは理想論なのかしら?でも、私は絶対にそうしたい!
だって、まだもらってない退職金とか、年金までもを元妻に取られるなんて、夫側、むちゃくちゃかわいそうじゃん!これは、妻側に生きていく能力がないからってことでしょ?「別れた後まで面倒見切れへんわ!」っていうのが夫側の本音だと思う。
ケース2 夫の突然の他界
専業主婦。貯蓄額50万円。
夫の貯蓄額は450万円。
死亡保険金300万円。住宅ローンは残額800万円。
残っていた住宅ローンは残高ゼロに、さらに遺族厚生年金と中高齢寡婦加算が払われます。
ただし、夫が亡くなったときに貯金がない、自営業で公的年金が少ないなどの場合は、遺された妻の暮らしは楽ではないケースもあります。
特に、夫が自営業などで国民年金だけに加入していた場合、遺族厚生年金はゼロです。
引用:婦人公論 No.1520
・夫が返していた住宅ローンに、団体信用生命保険がついていた場合、残っていた住宅ローンの残金はゼロに。
・遺族厚生年金は、会社員や公務員だった夫が受け取るはずの老齢厚生年金の4分の3の額。現役時代の収入と勤続年数によって金額が決まる。
かといって、これからの時代、個人で仕事ができる時代だから、会社員人口は減っていくだろうしな〜。夫に何が何でも会社員を求めるつもりはない。
「夫の職業や貯蓄額が運命の分かれ道」と、自分の老後の人生を、夫に委ねるなんて恐ろしいことはしたくない。
自分で自立した収入を得ることはもちろんだけど、自分が60歳、70歳になっても、自分で収入を得られる仕組みを今から作っておくことが大事なんだろうな〜。
ケース3 独身で大病を患う
契約社員。年収400万円、退職金なし。
住宅は10万円の賃貸、保険は共済のみ。
48歳の時に婦人科系のがんを患い、現在は復帰中。
生涯独身を貫くつもりなら、タイミングを選んで、中古マンションなど、家を買うことをすすめます。
その際、住宅ローンは65歳までに払い終えることがポイントです。
管理費や修繕積立金などを合わせると月14万円ほどになり、今までの家賃より4万円ほど高くなりますが、65歳以降の住居費は管理費などの4万円弱で済みます。
また、がん保険は50代以降は保険料が高くなるので、無理に加入しなくても大丈夫です。
引用:婦人公論 No.1520
・公的健康保険でほとんどの治療ができる。
・治療費が高額になった時は、高額医療費制度を利用すれば、自己負担額は月約8万円以内になるでしょう。
まぁ、まず、自分に何かあった時に、自費でなんとかできるだけの貯蓄や対策をしておくことが重要よね。
あとは、私は「持ち家」反対派なんだけど、60歳近くなって、自分の行動範囲や活動スタイルも定着してきて、定住しても良いかなと思い出したら、老後のランニングコストを抑えるために家を購入するのはありかな〜と思ってきた。
それに、がんの再発の可能性があるのに、がん保険に入らなくても大丈夫というのには驚いた。「保険」もあまり必要性を感じていない派ではあるんだけど、再発の可能性がある状況でも、50代以降の保険料を加味すると、公的健康保険で賄った方が良いなんて。
今まで保険は完全スルーしてきたからな〜。一度勉強はしておきたいな。
まとめ
・結婚したとしても、夫の稼ぎは夫の稼ぎ、自分の稼ぎは自分の稼ぎと、お互い自立しあえる関係がイイ
・自分が病気した時や、年老いてからも、収入が生まれる仕組みを今から形成しておく
・離婚や死別してから慌てないように、貯蓄や保険や資産運用について勉強しておく
・財産分与についても、婚姻中に夫婦間で、資産一つ一つに対して取り決めできる方法を探したい
【特集2】借金・倒産・リストラもなんのその シングル女性のサバイバル劇
次に取り上げる2つ目の特集では、離婚などで極貧のどん底に落ちたシングル女性が、奮起して成功するまでのルポが、いくつか紹介されています。
その中から、ガツンと響いたものを紹介しながら、自分を鼓舞したいと思います。
借金、倒産、リストラもなんのその。シングル女性のサバイバル劇
取材・文:武香織(フリーライター)
婦人公論 2019年7月9日号より
ケース1 成功するまで続ければ失敗は失敗でなくなる
【ケース1】専業主婦(61)
・離婚
↓
・財産分与の100万円を手に、息子と実家へ戻る
↓
・家賃5万円、敷金なしの物件を借りて喫茶店を始める
↓
・集客できず、元手になっていた100万円に底がつき、閉店
足腰の弱いお年寄りの住む町だったため、思うように集客できなかった
↓ でも食材の仕入れはしておかなければならず赤字になった
・健康食品の訪問販売に誘われる
毎月10箱のノルマがあり、1箱1万円で売れば70%のマージンが入る
健康食品ならお年寄りにもウケると判断
↓
・最初は興味本位で近所の人たちが買ってくれた
↓
・3ヶ月目で売れなくなる
↓
・翌月からストップしたい旨を業者に告げると、余った分は買取と言われる
手元にあった10箱分の代金10万円を親に借りて支払う
高齢者の多い町で商売をするなら自宅訪問だと確信する
↓
・喫茶店経営をしていた場所を借り直し、宅配弁当屋を開業
宅配ついでに顧客の体調を訪ねたり、買い物代行サービスをしたり、地域密着型の形態が当たる
↓
・毎年200万円の貯蓄ができるだけの稼ぎができる
挑戦し続けることが、失敗をしない最大のコツってこういうこと!
失敗したのなら、その失敗を活かしてまた挑戦すればいい。成功するまで挑戦し続ければ、過去の失敗は失敗ではなくなる。
これをやり遂げるメンタルを磨かなきゃね。
誰に咎められても、どれだけ失敗しても、私はやる、と。
ケース2 得意なことと信用があれば展開する
【ケース2】専業主婦(52)
・離婚
↓
・工場と弁当屋のバイトを掛け持ちして子供を自立させる
↓
・一人暮らしの父親が要介護になる
自営業に失敗した父親は借金を抱えていた
↓
・自力で介護するために離職する
収入は父親の年金、月6万円のみ
↓
・短大の家政科卒を活かしてオーダーメイドの子供服づくりを開始
自分でデザインした服を子供に着せてみたくない?と、1着5,000円で受注
ママ友だったからこそ、介護中につき締め切りはなしという条件も快諾してくれた
↓
・クチコミで広がり、お得意様が12人に
↓
・知り合いの娘さんから、ウエディングドレスのオーダーが入る
一生の記念だからと、10万円でオーダーしてくれる
↓
・その娘さんの披露宴でウエディングドレスが評判になる
オーダーメイドドレスが10万円なら安い!と、オーダーが止まらない
↓
・父親が他界。仕立て屋を続けながらバイトに復帰
↓
・月20万円の収入で生活。
洋裁が仕事になっていることが何よりの喜び
介護のためにバイトも辞めなければならず、底辺の収入と生活環境の中で、自分にできることを見つけて、広げて行ったのがすごい。
仕事内容や展開の仕方がすごくイマドキ。
自分の得意なことを伸ばして、世の中のニーズにぶつけてみる。
しかも、このケースはぶつけた先が良かったと思う。1着5,000円の子供服って、決して安くない。そんな金額を、締め切りなしの条件さえ快諾して払ってくれるママ友がいたのは、元々「信用」を築いていたからだと思う。
それが、単価の高いウエディングドレスに派生して行ったのは偶然かもしれないけど、それも、一生に一度のウエディングドレスを託しても良いと思ってもらえる「信用」が必要。
ビジネスの展開には、「信用」が必要不可欠な時代だろうな。
ケース3 鉄は熱いうちに打てばそれなりになる
【ケース3】元スポーツインストラクター(43)
・長男の妊娠を期にパートへ転身
↓
・夫が脱サラ、商品開発事業を開始
↓
・3年で倒産、連帯保証人として2000万円の借金を抱える
↓
・実母に息子を預け、早朝から深夜まで4つの仕事を掛け持ち
パン屋のバイト、化粧品の訪問販売、銀行系企業の営業、ホステス
月80万円を稼ぐように
↓
・夫が一発逆転を狙って海外へ単身赴任
夫が海外で息子の面倒を見てくれることに
↓
・半年後、事業がうまくいかないので海外で息子を育てられないと、夫から連絡
↓
・離婚、息子を引き取る
月80万円の稼ぎで生活するが、返済額が多くて電気や水道が止まることも
↓
・会う人会う人に「いい仕事ない?」と明るく触れ回る
↓
・大手IT企業のシステム営業に誘われる
契約1件に月70万円
徹底的にITについて勉強した
↓
・月1件以上の契約を取れるようになる
↓
・ウェブ広告作成の業務も開始
徹底的に勉強したITの知識を活かして起業
同じ立場であるシングルマザーを積極的に雇用
↓
・シングルマザーを支援する団体を設立
↓
・シングルマザーが働くエステサロンを開業
↓
・借金を完済、自分のために自由に使えるお金に余裕ができるほどに
掛け持ちとは言え、月80万円稼ぐパワーもそうだし、営業のために勉強したITの知識を活かしてウェブ広告の会社を立ち上げようと思うのもすごい。
私は、「これ、得意かも!」とか「これ、いけるかも!」と思ったことでも、その業界を見ているうちに、上には上がいることを痛感させられて「あぁ、私ごときででは、きっと無理だろうな〜」と石橋を叩いている間に諦めちゃうパターンが多い。
でも、この方は「鉄は熱いうちに打て」とばかりに、やってみる前から諦めるなんてことはしないんだろうな〜。
私も、業界を知らないからこそ飛び込める「バカになれ」精神をもっと持たなきゃな。
まとめ
・白黒がはっきりする前にやめることはしない
・黒なら、それが白になるまで違う方法でチャレンジする
・「信用」の積み重ねを大事にする
・何かアツイものを感じたのなら、やる気が逃げる前に着手する
・30代は走りまくってイイ、あと○年は全力疾走すると決める
しるし書店にて出品中
今回、ひとりディベートのために使用した「婦人公論」をしるし書店にて出品しております。
【しるし書店とは?】
西野亮廣さんがプロデュースした「誰でも古本屋を出店できるプラットフォーム」
- 本は、一度読んでしまうと値段が下がってしまいます。
しかし自分の人生に影響を与える人が、付箋を貼ったり、線を引いたり、メモを書いたり、”しるし”を入れた本は、むしろ、定価より高い値段でも手に入れたい人がいるのではないでしょうか? - しるし書店は、そんな”しるし本”を扱う本屋さんです。誰でも出店することができます。
ルールは、「自分が読んで、気になった部分に自分で自分なりの”しるし”を入れた本だけを取り扱うこと」
『しるし書店』で売るのは「店主の視点」です。
▶︎私の書店ページ https://markingbooks.otogimachi.jp/stores/public_view/a435588d-4e78-40e9-b30a-32ceb0f5bd0b