どーもこんにちは。何でもかんでもディベートしたがるプータローのショウ子()と申します。 @showcom
「現代の生き方」についての特集が豊富な「婦人公論」を片手に、私の考えをひとりで喋るコーナーです。
※誌面側が意図するものと、私の感覚とが異なる点もあるかと思います。あくまでも「私なりに」解釈して、ひとりでディベートしていることをご理解ください。
この記事の内容
「婦人公論」今号の特集内容
2019年7月23日号の特集は
「非正規時代の幸福論」
正規社員を辞めて、まもなく4年。
これまで、正規社員どころか、週2日程度のバイトでのらりくらりと暮らしてきた私。
世間的には、ダメな奴だと思いますが、私は会社員時代よりも心が豊かになり、色々なものを手にしました。
正規で働く旨味が薄れつつあると思っている私には、うってつけな特集でした。
今回、取り上げる特集は以下の2つ。
- 「主婦のスキル」と「巻き込む力」が強みになる
- “レンタルなんもしない人”やってます
【特集1】主婦のスキルと巻き込む力が強みになる
今回取り上げる1つ目の特集では、正規社員と非正規雇用についてのこれからを、ディベート方式で展開されています。
そのディベートの結びとして、女性ならでの「主婦スキル」と「巻き込む力」が生かされる時代ということが述べられています。
かけもち、副業が、これからのあたりまえ
その時、「主婦のスキル」と「巻き込む力」が強みになる
雨宮処凛 ×荻原博子× 平賀充記
婦人公論2019年7月23日号より
非正規でも怖くない時代
契約社員の無期転換
2018年4月1日から、基本的に5年間、同じ会社で有期労働契約が更新された場合は、無期契約への転換を求められるようになりました。
私の意見的には、正規社員よりも非正規の働き方の方が楽でオススメ!っていう立場なんだけど、正規雇用になりたい人の窓口が広がるのは良いこと!
パートタイマーの有給休暇
2019年の4月1日から、パートでも遊休化取得が義務化されました。取らせないと、会社に対して罰則がある。
特に、ママ業をしながらパートに出ている人なんかには、有難い制度だよね。月給は下げたくないけど、休みを取りたいっていう時に使えると便利。
同一労働同一賃金化
2020年から施行が決まっている、同一労働同一賃金化。
正規雇用社員も、非正規雇用社員も、同じ内容の仕事であれば、同じ賃金を支払いましょうという内容で、契約社員、派遣社員、パートタイム労働者が対象になります。
正社員の旨味がなくなっていく時代
同一労働同一賃金化
上記では、これからの非正規雇用に対する心強い制度として紹介しましたが、正社員にとっては、「正社員だから」という理由で給与が高いということがなくなっていくのです。
すなわち、派遣社員やフリーランスへの外注の方が、仕事のクオリティが高ければ、そちらへ仕事が回っていく可能性もあり得ます。
中には、こんな事例もあるそうです。
働き方改革
働き方改革で残業代が減ったぶん、収入が下がって生活が厳しい人も出てきています
責任の伴うハードワーク
かつてはお給料が良く、女性も銀行員との結婚を望む人が多かったけど、今や苛酷そのもの。
心が病むまで働かされる。
実は今、40代の正社員のうつ病がすごく増えているんです。一概に正社員だから幸せ、非正規だから不幸と、画一的なことが言えない状況になっています。
お金は減ったけど、それ以外の幸せは格段に増えた。
これだけは言える。お金より、心に余裕がある方が幸せに近づける。
パートも掛け持ち、正社員も副業の時代
正社員でも副業がOKの企業が増えてきています。
今後1つの会社組織に所属して、それだけで生きていくのは難しくなっていく気もしますね。
20年後には、会社という存在が消滅してしまう可能性もありますしね。
インターネットを利用して複数の仕事をかけもちし、それでなんとかやっていく方が主流になっていくかもしれません。
日本の企業って、一人で色んな業務をこなしているけど、すごく効率が悪いと思う、役割の掛け持ち。
それよりも、得意分野を一つ持って、その分野であの会社の仕事、この会社の仕事、個人での仕事と、仕事を掛け持ちした方が良いと思う。
主婦のマルチタスク能力で活躍できる時代
女性は、足で雑巾崖しながら、フライパンを振れる。笑
もう、段取り力とか、効率の良さがハンパない!仕事の早さと仕事の質は、主婦がナンバーワン。
ピラミッド型の組織を作り、そこを昇っていくと自分の価値が上がっていく、みたいに考えがち。
その点、女性はフラットですよね。
スーパーマーケットで「天ぷらを揚げたらこの人が一番」「お惣菜作りはこの人が一番」みたいな表彰をしているところがある。
得意なことに価値を見出されると、女性は達成感を持てるし、その特性を企業ももっと生かせばいい。
会社員時代、誰よりも得意だと自他共に認めてもらっていることがあって。
その得意分野に専念したくて、よく上司に話していたけど、会社が私に求めるのは、結局数字に直結することばかりだった。
私のやりたかったことは、数字に直結はしないけど、後々お客さんの信頼となり、評判となり得ることで、長期的目線で見るとそちらの方が重要だと思っていただけに、「もっと私のことを生かせよ」って思っていたわ笑。
でも女性だけでやっているその会社では、「ゴミ箱を置くスペースがここにあるので、料理をしながらパッとゴミが捨てられるんです」とか、徹底して具体的なことを言うから説得力がある。
そういう女性ならではの強みを生かせば、いろいろなニーズを掘り起こせるのではないでしょうか。
そんな区別なしに、能力のある人が仕事を取っていく。
そういう時代だからこそ、会社に縛られる正規社員よりも、柔軟に仕事を選んだりフィールドを変えたりできる非正規の働き方が、これからの時代は良いと思うのです。
まとめ
・正社員という肩書きに安心できる時代は終わった
・稼げる非正規社員が、これからの時代増える
・自分の強みや得意分野に特化して働くのがスタンダードになる
・主婦だからこそのマルチタスク能力を、仕事に発揮すべき
・主婦目線をビジネスに生かすべき
【特集2】レンタルなんもしない人やってます
2つ目に取り上げる特集は、今、注目を集めている「レンタルなんもしない人」こと森本祥司さんのインタビュー。
収入なし、ストレスゼロ。
“レンタルなんもしない人”やってます
レンタルなんもしない人:森本祥司
構成:山田真理
撮影:本社写真部
“レンタルなんもしない人”とは?
「なんもしない人(ぼく)を貸し出します」という告知をTwitterに掲載し、呼ばれた場所までの交通費と思い瀬に入ったときの飲食代などの経費を払ってもらえたら、「1人で入りにくい店への同行」や「花見の場所取り」など、「ただ1人分の人間の存在だけ」必要なシーンに、僕という存在を利用できるというサービスです。
余計な気遣いやアドバイスをされるのもしんどいから、「なんもしない」僕のサービスを選んだという人もいました。
なぜ無料のサービスにこだわるのか
1000円なら1000円の価値を求めるし、なんならもっと得したくなる。
お金を受け取る側も少ない時間や労力で済ませたほうが割に合うと、セコいことを考えてしまう。
また僕のほうでも、無料だからこそ全力で「なんもしない」というサービスを提供できる。
もし料金をもらっていたら、何か余計なことをして相手を怒らせてしまったり、期待はずれだとがっかりさせていたかもしれません。
誰もが幸せに生きられる社会
勤労・教育・納税は国民の三大義務というけれど、僕はそんなもの守らなくていいと結構本気で考えています。
それよりも大切なのは、どんな人でも生きていていいという生存権。
人や社会に対して何か役に立つことができなくても、ストレスなく生きていける世の中であったほうが、誰もが幸せに生きられると思うからです。
勤労っていう意味を調べたら、「 心身を労して仕事にはげむこと」「賃金をもらって一定の仕事に従事すること」ってあった。
心身を労しない働き方もあるし、賃金をもらわずに稼ぐ方法もある。
勤労の義務を果たしていなくても、何かの役に立っていなくても、自由にのびのびと生きていける世の中になっていかないと時代遅れだよね〜。
まとめ
・その人の存在に意味や希少価値があれば、直接でなくても巡り巡ってお金が入ってくる
・無料だからこそ期待されない。期待されていないからこそ、期待を上回ることも多い
・集客する場所や、集客のために発信する情報は、次のお客さんの色を決める
・様々なルールに縛られるより以前に、みんな、自分らしく生きるために生まれてきた
しるし書店にて出品中
今回、ひとりディベートのために使用した「婦人公論」をしるし書店にて出品しております。
【しるし書店とは?】
西野亮廣さんがプロデュースした「誰でも古本屋を出店できるプラットフォーム」
- 本は、一度読んでしまうと値段が下がってしまいます。
しかし自分の人生に影響を与える人が、付箋を貼ったり、線を引いたり、メモを書いたり、”しるし”を入れた本は、むしろ、定価より高い値段でも手に入れたい人がいるのではないでしょうか? - しるし書店は、そんな”しるし本”を扱う本屋さんです。誰でも出店することができます。
ルールは、「自分が読んで、気になった部分に自分で自分なりの”しるし”を入れた本だけを取り扱うこと」
『しるし書店』で売るのは「店主の視点」です。
▶︎私の書店ページ https://markingbooks.otogimachi.jp/stores/public_view/a435588d-4e78-40e9-b30a-32ceb0f5bd0b